FC2ブログ

スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

捨てる訳にはいかない。(WATER WATER)

Category : WATER
また寒い季節がやってくる。
毎年冬の訪れがくるたびに、”今年の冬は去年より厳しいらしい”だの、
”いつもより風邪が流行るらしい”だのと、どれもこれも“らしい”話しで
盛り上がる。
おそらく毎年がそういう具合だ。
だから”去年より”ではなく”いつも通り”じゃないかと、チャンミンは
頬に風を受けながらユンホの家へと足早に急ぐ。
だいたいそんなに毎年寒くなっていたら、今頃地上は氷河期を迎えて
大変な事になっている。
そんな訳がない。
けれど受ける風の冷たさに思わず”去年より寒いかも…”と呟きかけて、
はっとなってますます歩幅を広げて急いだ。
部屋に向うのは頼まれたからだ。
どうも事務所のカードキーを置きっ放しのまま行ってしまったらしく、
(こういうところがほんとうに爪が甘い…)
安全上、一度戻して欲しいと頼まれた。
ならマネージャーが行けば良いじゃないかと思ったが、ふいに、
何か自分の物を置き忘れてやしないかと、結局自分で行く事にした。
久しぶりに見るエレベーターに乗り込み、増えていく数字を眺める。
ポケットに触れる部屋の鍵を指先で遊ばせながら、なんとなく鼻歌を
歌って着くのを待つ。
妙にレトロな音がして扉が開いた。
”変な音…”
いちばん奥のつきあたりの部屋。
あたりはしんと静まり返り、ここに来るまでも入り口で人ひとりと
すれ違っただけだった。
取り出した鍵を穴に差し込む。
しばらくのあいだ開け閉めをしていなかったせいか、予想以上に扉は
重く、思いのほか力を必要とした。
狭い玄関先の足元を見ると、わずかに残っている靴は綺麗に揃えられ、
妙な言い方だが”らしくない”と肩をすくめる。
”こんなだったら普段からちゃんとすれば良いのに”
呆れながら靴を脱いで、勝手知ったる足取りで部屋の奥へと向う。
ちょうど夕暮れ時のせいか、カーテンの向こうからはオレンジの光りが
優しく射し込み、部屋の中はうっすらとした柔らかさに包まれている。
けれど空気は思った以上に湿っていた。
たった数週間、家主のいなくなった部屋は静けさに包まれ、まるで
最初からいなかったかのような錯覚さへ起させる。
もちろんそんな訳はないが、ただ眠るためだけに帰ってくる毎日でも、
人の出入りがあるというのは空気の流れはもちろん、生活そのものが
ここにあるのだと教えてくれる。
しばらく辺りを見回して、とりあえず鞄を置いてから窓を開ける事に
した。

勢い良く開け放つといっせいに冷たい風が流れ込んでくる。
それから家路を急ぐ車の音と街の喧噪。
都会にあっても地上からわずかに離れているというだけで、ここが
まるで別世界のように思える忙しなさだ。
目の前には山の稜線が広がっていて、その向こうには夕陽がまだ顔を
覗かせている。
”さむ…”
思わず声に出すほど空気は冷え込んでいて、そっと袖の中に指先を
しまい込んだ。
サンダルを履いて外に出てみる。
オレンジの光りが眩しい。
ふいに足元の吸い殻に気付く。
呆れた。
まったく、
「立つ鳥後を濁さず」と言うけれど、どうもユンホにそれは当て嵌ま
らないらしく、むしろ飛び立った後も自分の存在をそこかしこに残して
いくタイプのようだ。
”知ってるけどね…”
喉が弱いクセにいつまでも止めようとはせず、前の夜も結局こそこそ
隠れて吸っていた。(ほんと情けない)
見つけて匂いがつくから外に出ろという自分の声に、バツが悪そうに
”へいへい”と頭を掻きながら出ていった。
サンダルでトントンとリズムをとりながらしばらくふかして、やがて
呼ばれてしぶしぶ隣りに立つと、やらしい顔で”最後だからしよう”と
囁やいてくる。
何を馬鹿な事を言っているのか。
濁すだけでは飽き足らず、さらに掻き回していくつもりだろうか。
そういえばさっきみなに”早く帰れ”と言っていたが(しっしとか…)、
まさかこの為…
やめた。
馬鹿みたいだ。
けれどすぐに唇が降りてきて、ほんの一瞬だったのに口の中には苦い
煙草の味が広がって、
顔をしかめると”ごめん”と謝りながらそれでも止めずにいっそう深く
口づけてきた。
煙草の匂いは嫌いだ。
昔から好きじゃない。
健康にも歌声にも悪いし、少しも良いところなどない。
吸う気が知れない。
ほんとうに嫌いだ。
けれど何度も包まれて知っているから、”これ”は嫌いじゃなくてたぶん
おそらく…好きな匂いだ。(言わないけど)
ベッドに連れて行かれた。

”最後の夜”なんてロマンチストなユンホらしい。
世の恋人同士じゃあるまいし、よくもまぁそんな歯の浮くような台詞を
堂々と言えるもんだと呆れるけれど、何度も突き上げてくる背中に
自分から腕を回してしがみついた。
”見送らなくて良いよ”という台詞に、”行く訳ないでしょう”と腕を突っ
ぱねながら、さっきベランダに出ていく時に見た広い肩に、何度も
爪をたててしがみついた。
声も身体も限界で、跨がった格好のままユンホに揺らされ続ける。
喘ぐたびに汗が浮かんで、頬を伝って落ちていく。
時々聞こえるユンホの息を吐く低い声がたまらなくやらしく思えて、
まだもう少しこのままでいたいと(ほんとうにどうかしてたっ!)
動きを合わせて頑張ってしまう。
ほんとうに馬鹿みたいだ。
ユンホじゃあるまいし、
ロマンなんて煙草と同じで好きじゃない。
こんな風に濁したり掻き回すのも好きじゃない。
なのに…
意識が遠のく寸前、いつものようにクサい台詞を耳に囁かれた。
やらしい言葉もたくさん言われた。
”死にそうだよ”
”あん”
”死にそうだチャンミン”
涙が出た。
死にそうなのはこっちの方だ。
何度も聞いて知っているのに、しつこいくらい聞いているのに、
”最後な訳ないのに…”
ユンホが馬鹿みたいに繰り返すから、これじゃあまるで自分までもが
ロマンチストになったみたいじゃないかと、悔しくて悔しく涙が
溢れて止まらなかった。
離れるんだと初めて思った。
優しく唇で吸われて、最後は小さく喘いで意識を手放す。
倒れ込む寸前、耳元で何かを言われたが覚えていない。
自分もなんと答えたのか知らない。


風にあたりすぎたのか、くしゃみが立て続けに3回。
いつの間にか夕陽は山の向こう奥深くに沈み、見上げた空には星が
輝き始めている。珍しくよく見える。
”だからロマンチストはヒョンだってーの”
ここに来た当初の目的を思い出し、チャンミンは吸い殻を拾って
慌てて部屋に戻ってキーを探した。
けれどなかなか見つからない。
ユンホが置きそうな所はたいがい検討がつくのに(だって単純だし)、
いくら探してもそれは見つからなかった。
あたりはすっかり暗くなっているし、明日も早くから仕事がある。
まさか泊まっていく訳にもいかないから、いい加減切り上げないと
駄目だろう。手間はあるがまた日を改めて来れば良い。
そう思って部屋を後にしようとした時、隅に置いてあるあの緑の
植物が目に入った。
誰かに頼まなかったのだろうか。
近付いて見ると何かぶら下がっている。
”なんだろ…?”
小さな紙を袋状にしたものがついている。
そっと開けると中には探していたカードキーが入っていた。
”…………”
謎掛けはユンホらしくない。
いつも直球だ。
視線を下に向けると鉢の中の土がカラカラに乾いている。
それで急に思い出した。

”喜ぶんだよ”
”誰が”
”俺”
”葉っぱの話しでしょう?”
”そ、葉っぱの話し、そばにいてくれると嬉しいんだ”
”だから葉っぱ”
”うん、頼む、ずっとそばにいてくれ”

呆れた。
どれだけ多くの時間を過ごしてどれだけの事をユンホと分け合って
歩いてきたのか。
濁して、掻き回して、
なのにまだ本気で最後まで自分に面倒を見させるつもりらしい。
冗談じゃない。
これじゃあロマンチストを通り越していっそ腹立たしいくらいだ。
けれど…きちんと揃えられた靴や整理の行き届いた部屋のあちこち、
そういうのよりも、
返し忘れたカードキーやベランダに残った煙草の吸い殻、すっかり
世話の忘れられた観葉植物や乾いて固くなったボロボロの土、
それこそが自分の知るユンホの姿だ。
吸い殻の落ちていないベランダなんてユンホの部屋”らしく”ない。
ほんとうにそう思う。

結局このまま放っておく訳にもいかず、目についた袋に丁寧に仕舞い、
チャンミンはカードキーを付けたままの鉢を抱えてそっと表に出た。
空には満天の星。
ゆっくりだが冬はもうすぐそこだ。
両手に鉢を抱えながら、”去年より寒くなるかも”と知らず呟いていた。

面倒を見るほか仕方ない。



チャンミン
あん
もう少し頑張れるか?
…っ
チャンミン?
だい…じょ…ぶ…
チャンミン
うん
チャンミン
な…に
プロポーズして良いか
何言…っ
プロポーズ、2年後だと少し先になるから今しておきたい
そんなの…駄目に決まっ…て…る
なんで
どーせ最後とか…最後じゃないでしょう…
…………
最後じゃないんだからまだ駄目です…
チャンミン
最後じゃないのに
分かったよ
最後な訳…
じゃあいつかするからその時は”はい”と答えてくれ(ちゅ)
…ん
”はい”と答えてチャンミン
ヒョ…ン
必ずするから答えてくれ
…うん





最後はミンが覚えていないあの夜の記憶って事で(^^)
妄想妄想♡
はようプロポーズして欲しいですっ!(←本気)
なんかまだ離れた頃を思い出したりして書いてますが、
おセンチになってる訳じゃねーですっ!
連日のかっけーユノヒョンに、鳩のフォルダーは
前半がブルーで後半は真っ赤に染まってますよぉ〜♡
そしてミンはまだヨーロッパ満喫中なのね〜♡



20151007095221570.jpeg
格好良いユノヒョン貼ろうと思ったんですけどねw
なんかこれが妙に可愛くって(*´艸`*)
「チャンミンちゅう♡」
「馬鹿ですかっ!!!」
「…………」
ってなやり取りの妄想してます♡←相変わらず馬鹿




しかしズボン破けるとかリュックのチャック全開とか
ひも捩れるとか靴紐解けるとかカマーバンドずれるとか
蝶ネクタイの襟たってるとか…
挙げていったらキリがなくて…
ほんと愛おしい人ですチョン・ユンホ(*´艸`*)







スポンサーサイト

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

ぴ*******様

2度目のおはようございます。
コメント逆になっちゃいました!すいません…
いえいえ、最近ほんとさぼり気味でもう忘れられてんじゃ
ないかと思ってますが(←)えっちら妄想してますので
いつでも遊びにきてくださいね〜(^^)
ってか、私もホミンちゃんが恋しいですよぉぉぉぉぉ
はい!妄想しますっ!www

y*****様

おはようございます鳩子です。
そしてコメ返はおそようです…
「Water」は今まで書いてきた中でなんというか…自分でも
好きなお話しでして…ついつい読み返してそこからまた妄想
広げたりしてしまいますw
あと身内でジヘちゃん絡めたり(←大迷惑)
でもまさか観葉植物くんがこんなにも幅を効かせてくるとわw
おっしゃるとーり2人のあんな事こんな事見守ってきた子ですから
これからも部屋の隅から「あーーー…またヤッてるよ…」←おい
ってな感じに呆れながら見守ってくれるんじゃないかと♡
にゃはは(^^)
最近すっかりのろますぎて、お返事も今頃ようやくな感じですが、
2人が元気に帰ってくるまでえっちら妄想続けていきますので、
お時間ある時に覗いてやってください。
ほんとうにありがとうございます(^^)
あ、y*****様も美味しいのいっぱい食べてくださいねっ!
鳩はもりもり食べて「天高く人肥ゆる秋」を満喫しておりますw
帰ってくるまでにダイエットせねばぁぁぁぁぁああぁぁ


ア***様

おはようです鳩子です〜♡
って、今頃なにしてんじゃってコメ返ですが元気ですか?
なんかミンのイベントも終わってあっという間に毎日も
過ぎていって、もうほんとにいよいよだなぁ〜って
思ったりもして…
でもきっとこんな風にすぐだね!ユノもいろんな姿見せて
くれてるし、ミンも間違いなく元気に頑張るだろうし、
2人が帰ってくるまで気合い入れてしっかり妄想に励みますっ!
私も会いたいです。いつでもみんなに会っていろんな話しが
したいです。
そちらに行く機会があったら連絡するから会ってやってね♡
寒くなってきてるから風邪ひかないように気を付けてねっ!
いつもほんとうにありがとう♡♡♡

非公開コメント

プロフィール
鳩子
写真1
証拠その1
これで…
これで…
証拠その2
や、だってもうコレ…
や、もうコレ…
証拠その3
だ〜か〜らっ!
だ〜か〜らっ!
証拠その4
ってな訳で
ってな訳で
ランキング参加中!!

FC2Blog Ranking

最新記事
つらつらと
カテゴリ
最新トラックバック
最新コメント
チョン・ユンホ(旦那)
通称:ユノヒョン
ユノヒョン
シム・チャンミン(嫁)
通称:ミン
ミン
ケチミー
通称:けちみー
ケチミー
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。